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こんなことやってみました−気まぐれレポート
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不動産本人登記をしました。

2007/08/26 07:00

[はじめに]

 新築した自宅について自分で登記をした体験記を書きます。私の場合ローン設定などのタイムリミットがなく、自分のペースでやれるという条件に恵まれたこともあって、建物表題登記と建物保存登記というのにトライしました。司法書士や土地家屋調査士といった方々に頼むと最低でも10万円は掛かるそうですから、自分でやってみようと考えるのは当然の成り行きかも知れません。それに近頃はインターネットに本人登記をサポートしてくれるサイトが沢山あり、それらを頼りに進めることができました。ことに「あすきっと」さんのページは参考になりました。ただ法務局も近年IT化、事務の簡素化を進めているようで、事情はかなり変わってきているようです。以下は2007年現在の東京都下での最新事情です。

 私の住居を管轄する法務局は統廃合が進んだせいで、東京都下の非常に不便な場所に移動していました。そのため何度も足を運ぶことなく効率的に完了させる必要に迫られました。細かいところは電話で何度も確認しました。結局表題登記申請で1回(完了届は郵送)、保存登記申請で1回、保存登記完了届受取りで1回(登記識別情報の通知を希望する場合は郵送不可だそうです。詳しくは下記で)の計3回足を運びました。要した日数は表題登記に約10日、保存登記に約7日でした。

[A] 建物表題登記

●図面以外の書類は現在全てA4横書きで記入するようになっています(ひな型は法務局のページからダウンロードできます)。数字も原則アラビア数字で記入しますが、どういう訳か住所の○丁目の○のところだけ漢数字で書くように指示されました。

●表題登記に必要な建物図面・各階平面図は従来通りB4サイズの所定の書式で作成するよう求められていて、これは従来と変わらないようです(電話での問い合わせに丈夫な紙なら何でもよいようなことを言われましたが、結局日本法令が販売している定番用紙を使いました)。線の太さは0.2o以下とし、烏口(懐かしい言葉)で書くかパソコンソフトで作るように、また鉛筆は駄目、コピーも駄目ということでした。

●確認申請で市役所に提出した求積図を参考に、フリーソフトのJW_CADをインストールして2〜3日格闘の末、何とか通用しそうなものが出来ました。これもCADDの使い方について親切に解説してくれるサイトやQ&Aのフォーラムがあったお陰です。作図は完成したもののB4が印刷出来るプリンターは持っていないので人のものを借りて印刷させてもらいました。

●表題登記で図面以外に提出したものは登記申請書(これは言うまでもないこと)、住民票(住所証明書)、ハウスメーカーの建築工事完了引渡証明書、同じくハウスメーカーの印鑑証明書、建築確認済証のコピー、検査済証のコピー、確認申請書の第1面〜第5面のコピー、委任状(女房に行ってもらったので)、それに確認申請書そのもの(自分が持っているのは副本ですが)も持ってくるようにと電話で問い合わせした時言われたので、これも持たせました。委任状の文例もネットで見つけたものを参考に作成しましたので図面以外に特に難しいことはありませんでした。窓口では申請書の建物の表示のところで「木造ガルバリウム鋼板葺」としたのを「木造合金メッキ鋼板葺」と直されたくらいです。印鑑も認印でもよかったようで実印は不要でした。しかし当然のことながら自分と代理人(女房)の別々の印鑑が必要でした。手数料は特に請求されなかったようです。


●法務局の担当者は「表題登記完了には1週間から10日くらい掛かる。なるべく現地も見て確認する」ということでした。結局訪ねてくることはありませんでした。只、以下のようなことがありましたので、外から建物を見てチェックされたのかも知れません。

●話は工事開始前の建築確認申請の際のことにさかのぼりますが、玄関アプローチの部分は四方を壁に囲まれてはいないので室内とは見なさず、1階床面積に含めないで提出したところ、市の指導主事から「壁のない2辺は短いので室内とするように」と言われてしまい訂正して出し直し、確認書では床面積が変更されました。

●ところで表題登記申請の数日後、法務局から電話があり、問題の部分約4uについて「ここは室外だから1階床面積に含まなくてよい。そうした方が固定資産税も安くなりますよ」という親切とも言える助言がありました。確認申請の際のやりとりを説明すると「建築確認と登記は観点が違うので数字が食い違っても問題はない」とまで説明してくれるので、図面は描き直して郵送し差し替えることになりました。助言は有り難かったのですが、またJW_CADを使って一部やり直し、再び印刷もやってもらい郵送するというのにはかなり手間と時間が掛かりました。

●法務局の人は一式渡してある確認申請書の図面を見て考えたのか、現場を見て判断したのか、その辺のことは分かりませんが、申請内容について一般的にそれなりに検討するようです。
とにかく申請から約10日後表題登記完了証が送られてきました。勿論確認申請書も同封してありました。


[B] 建物保存登記

保存登記には図面の添付もなく、表題登記に較べてずっと簡単でしたが、それなりに面倒な手順が必要でした。それは税金を軽減してもらうため市役所で書類を出してもらい、それを持って登記をすることになるからです。

●その前に表題登記と保存登記の意味について確認します。
建物表題登記---少し前までは表示登記と言っていたようですが、どの敷地のどの場所にどのような建物が建っているかを登記簿に記録することを目的としたもので、これだけでは所有権を主張することはできません。

建物保存登記---表題登記がなされた不動産について、誰が所有者かを明確にするもので、所有権の移転や抵当権の設定・抹消といった不動産の権利に関わることに必要です。これがないと不動産購入に際してローンを組むこともできません。

以上は受け売りですが、大体当たっていると思います。

●まず建築確認検査済証と送られてきた表題登記完了証を持って市役所に行き、住宅用家屋証明書をその場で交付してもらいました。これがあると、不動産登録免許税は元々課税価格 X 1,000分の4 のところが1,000分の1.5に軽減されます。
(課税価格=延面積 x 77,000円、東京都の場合)
例えば床面積150uの場合、課税価格=150 x 77,000=11,550,000円、不動産登録免許税=17,300円となり3万円近く安くなります。

●住民票、住宅用家屋証明書、それに委任状を添えてまた女房に保存登記を申請してもらいました。上記の計算で課税価格と登録免許税の額も申請書に記入の上確認してもらって登録免許税も払い込みました。

●保存登記では、登記識別情報を登記完了証と共に通知してもらうかどうかという問題があります。登記識別情報というのはオンライン化を進めた結果、今までの権利証に替えて発行するようになったというもので、シールが貼ってあり本人も見られないようになっています。盗まれると悪用される恐れがあるので通知は不要にしようかと思いましたが、それでは保存登記の信用力がないため、不動産を担保に銀行から借り入れするような時には改めて法務局に行って発行の手続きをする必要があるなど却って大変だと窓口で言われ、結局通知してもらうことになりました。

●登記識別情報を「通知」にすると郵送は不可となるため、約1週間後の完了証受取りにはもう一度女房に法務局に行ってもらいました。

[おわりに]

 引っ越しの整理などでモタモタしているうちに2ヶ月が過ぎ、やっとその気になって登記に取組み始めましたが、届け出た時には築3ヶ月にもなっていました。法で規定された1ヶ月を大きく超えていたわけですが、法務局では特に嫌みを言われることもなく、勿論罰金などもありませんでした。
 兎に角少しのやる気と労力で本人登記を完了させることができ、それなりに面倒だったことを考慮しても随分得をした気分です。




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